今日の釜石は小雨のち午後から晴れ間。
今日は何とか晴れていますが、連休後半はあいにくの天気が続きそうです。
さて4月も明日1日だけになりました。
我が家では小さい子供もいないので、連休はのんびり家で。
今日はどこにも行かずこの釜石便りを書いています。
27日は我が家で飼っている春のヤンマ、クロスジギンヤンマのメスが羽化しました。
通常は夜から朝方にかけて羽化しますが、私の2夜連続となりそうな徹夜を気遣ってか?、まっ昼間の羽化でした。
最初の日は26日で、夜10時、12時、2時と何度も起きてヤゴの様子を見に行ったものの羽化せずだったので、翌27日夜を予想していました。
ところが27日の昼、写真でも撮りに行こうかとカメラバックを置いている部屋に行くとすでに羽化の最中。
片岸沼でようやく見つけた1匹だけのヤゴだけに、見過ごしていれば、羽化の撮影は来年までのお預けとなるところでした。
羽化にお付き合い約3時間、約50年ぶりに羽化終了の翅を広げたところまで撮らせてもらいました。
クロスジギンヤンマは普通のギンヤンマより早く現れ、春から初夏までのトンボです。
釜石での羽化は4月下旬から5月上旬がピークです。
オスは眼が青く、腰から尻尾は黒地に青の斑紋が並ぶきれいなヤンマです。
ギンヤンマは開放的な明るい池沼に生息しますが、クロスジギンヤンマは閉鎖的で林などに囲まれたような池や沼に生息しています。
釜石では片岸沼周辺が主な生息地ですが、かつては水海公園や薬師公園などの噴水池にもヤゴがいました。
子供の頃はカブトムシなどの甲虫類、ヤゴやザリガニ、カマキリやバッタ、オタマ、メダカなどを飼うのが本当に好きでしたが、歳を取ってからというもの、エサや水替えが面倒になり生き物は飼ってませんでした。
きっかけは去年、あこがれのヤブヤンマ釜石での発見で、そのヤゴを初めて見つけた感動もあり飼育を始めました。
その時以来、羽化を見たり写真を撮ったりするのが楽しみになりました。
トンボになりそうな終齢幼虫はエサを食べなくなるので、水に入れて棒を挿しておくだけの簡単さです。
しかもヤゴは汚れた水もお構いなしです。
終齢幼虫さえ捕れれば飼育期間が1週間から2週間で終わるので、面倒だと思う私でも飼育は楽でした。
久しぶりの甘太郎。
娘が買ってきてくれました。
私が好きなのはいつも白あん、何とも言えない味です。
橋上市場から橋の架け替えでいきがい市場へ、そして震災津波で小佐野の自宅へと移転しました。
おじちゃんが作る釜石の懐かしい味でもあり、昭和の思い出の味がします。