今日の釜石は久しぶりに晴れのいい天気です。
10月に入って、釜石は晴れの日が少なく、曇りや雨の日が多かったような気がします。
最高気温も20℃以下の秋進む釜石です。
釜石便りもしばらくぶりの更新ですが、8月9月10月と、撮影した写真の画像処理と整理をしていました。
それらが昨日でまずは一休止、今日はこの釜石便りをのんびり書いています。
10月18日・19日は釜石まつりで、18日が曳き船まつり、19日は尾崎神社と山神社の合同神輿渡御(みこしとぎょ)が行われました。
去年は悪天候の予報により中止となった曳き船まつりでしたが、楽しみにしていた今年はショックな出来事が。
18日午前11時半頃、いよいよ曳き船が尾崎半島青出(あおだし)浜から戻ってきました。
この日は曇りで、青い海とは行きませんでしたが大漁旗に彩られた漁船団はみごとです。
かつて東海印刷にいた先輩の高橋カメラマンが、南桟橋から向かってくる曳き船船団を撮った写真がありましたが、晴れた日で大漁旗がみごとにひらめき、本当にきれいな写真でした。
私も同じように撮りたくていますが、なかなかいい写真は撮れずじまいです。
尾崎神社神輿を乗せたお召船です。
青出浜にある尾崎神社奥宮から御神体を乗せて来ています。
大漁旗の飾り付けが一番豪華な只越虎舞の船が来ました。
ところが毎年船上で勇壮に踊ってくれる虎舞が今年は全く踊りませんでした。
2周目に踊ってくれると思いきや、やはり同じでした。
踊らない事を知った観客は次々帰って行きましたが、船上で威勢よく踊る虎舞は過去の思い出の風景になってしまい、本当に残念でした。
静かな舞の神楽関係は踊ってくれましたが、曳き船まつりの醍醐味は薄れ、大漁旗を見るだけの祭りに変わってしまいました。
御神体を乗せた神輿は陸揚げされ、里宮の尾崎神社へ。
郷土芸能団体や観客の中を進む光景は圧巻です。
見送る尾崎虎舞(台村虎舞)です。
19日、尾崎神社と山神社の合同神輿渡御が大渡橋を渡って市内に入ってきたところです。これから始まる釜石まつりにワクワクドキドキです。
大渡を進む東前太神楽です。
大町では郷土芸能団体がしっかり踊ってはくれますが、観客も多く撮影も制約を受けるので、大渡町内で踊って進む団体を自由に撮っています。
尾崎虎舞(台村虎舞)です。
大渡は歩行者天国風なので、右に行ったり左に行ったり撮影の自由度が利きます。
踊らないで流すだけの団体もありますが・・・。
東京にいた学生時代、何頭もの虎舞が秋の日を浴びて光り、踊りながら進む夢を見ました。
釜石まつりにはあまり興味もなかった頃でしたが、初めての虎舞の夢で、急に見たくなって帰省したことがありました。
それ以来、踊りながら進む虎舞がイメージとして残っています。
いよいよ両神輿が市内に入ってきます。
右は尾崎神社の六角大神輿です。
1トン以上ある重量神輿です。
尾崎神社神輿が薬師公園前の御旅所へ。
高い所から本当に失礼でしたが・・・。
写真は八雲神楽です。
口を開けてパクパクです。
只越虎舞ですが、最近は白虎が多くなりました。
個人的には黄色い虎を撮りたいところですが。
小川鹿踊り(こがわししおどり)です。
いつも山神社か千晩神社のヘッドマークに惹かれ撮っています。
今年は山神社は見えなかったようですが・・・。
しし踊りは、表情豊かで躍動的な幕踊り系が好きです。
大町を進む尾崎神社神輿(右)と山神社神輿(左)です。
このあと魚河岸で神輿還御式があり郷土芸能も披露されますが、今年の釜石まつりも雨に当たらず無事終了です。